例会山行 水根沢

 

例会山行 水根沢

山 域:奥多摩 水根沢
期 日:7月22日(土)
参加者:
 沢歩き L かわじ ヨーコ いっしー なべ
 林道  L Fuku 他1名
行程: 
 沢歩き班→水根バス停-水根沢-半円の滝-水根バス停=奥多摩駅 
 林道班→水根バス停-林道-水根山-半円の滝上の林道で沢班と合流

 昨年の葛葉川本谷からほぼ1年後の7月22日に奥多摩の水根沢に行ってきました。昨年の葛葉川ではシャワークライミングで涼感を目いっぱい味わい、今年も楽しむぞー!と意気揚々と参加しました。
 水根バス停を降りて入渓ポイントまで歩く途中で住民の方から今日はたくさんの人が入渓しているという情報がありました。沢に入る準備をしていると、後から到着した装備済みの6名~7名のパーティーに抜かれ、ゆっくりとしたスタートとなりました。結果的に樅の木会のパーティーが最終組だったようです。というのは、私が途中でもたついて時間が掛かってしまったのですが、終了点の半月の滝まで後続のパーティーに出会うことはありませんでした。
 水根沢に入ると葛葉川の時よりも水が冷たく感じられました。ジャボジャボと進むと予想以上に水深が深くて胸あたりまで水に浸かるポイントや、場所によっては泳いで岩に接近しなければならないところもありました。
 葛葉川では滝の直ぐ横を攀じ登るという感じでしたが、水根沢では滝壺まで直接アプローチするのが難しく、側面の壁をトラバースしてクリアするポイント多くあったという印象です。
 私は、残置スリングがある壁で滑ってしまい、滝壺に思い切りドボーンしてしまいました。その際にヘルメットのてっぺんまで水に潜ってしまい、水上に顔を出した時にはメガネが無くなってしまいました。メガネを拾おうとしましたが川底が濁っていて発見できず、メガネをあきらめざるを得ませんでした。
 その後も、何度か滝を登ろうとしましたが無理で、かわじさんにロープを出してもらいました。ロープをハーネスに連結しようとしましたが、環付きカラビナのロックを緩めることができず難儀しました。その後に残置スリングとかわじさんが出してくれたロープのおかげで、何とかクリアできましたが、なんだかんだで、滝壺の冷たい水に15分くらい浸かっていたかもしれません。
 滝の上に上がった後に日向で休憩させてもらいましたが、ガタガタと体の震えがしばらく止まりませんでした。
 ドボーンした原因はいくつかありますが、一つは手袋をしていて滑ったこと、二つは沢靴ではなく地下足袋(ゴム底)だったこと、三つめは岩トレをしばらく怠っていたことだと思います。
 その後も難所を超えて半月の滝に着いたときは、本当にほっとしました。急斜面を攀じ登って林道に出てしばらく歩くと、「ターンネ」という掛け声があり、Fukuさんたちと合流できました。
 家に帰ってシャワーを浴びると、両ひざと両肘はあざだらけでした。また、右足の踵も打撲で痛め、そっとつま先で歩かなければならない状態でした。
 今回の山行ではロープやお助けスリングを何度も出していただいたかわじさんに救われました。有難うございました。
(記 なべ)

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2023年07月22日