例会山行 奥秩父・笠取山

笠取山の頂上で

例会山行 笠取山(多摩川源流の最初の一滴を見に行こう)

山 域:奥秩父 笠取山
期 日:2023年6月10日(土)-11日(日)
メンバ:taka、なべ、トシ、輝男、かわじ、fuku、いっしー、ぎりちゃん

1日目
fuku車:木場駅6時40分出発(fuku、輝男、いっしー、taka)
かわじ:八王子駅7時30分集合(かわじ、トシ、ぎりちゃん、なべ)
コースタイム
作場平橋駐車場発10:30…休坂分岐…ヤブ沢峠12:00ー笠取小屋12:20着(休憩およびテント設営)、12:50発…雁峠分岐13:00…笠取山13:50…水干14:30…雁峠分岐15:20…笠取小屋15:30着 泊

 梅雨の時期とあって、予定日の天気予報は芳しくなかったため、様々な状況に対応したB計画、C計画を用意しつつ、好天を期待して当日を待った。また、当初塩山駅からマイクロバスを予定していたが、fukuさん、かわじさんが自家用車を提供していただけることになり、フレキシブルな行動が可能となった。
 当日は、どんよりとした天気ではあったが、しだいに晴れるとの予報で気分が盛り上がった。中央道の談合坂SAで2台の車が合流し、勝沼ICから一般道を1時間以上走って、作場平駐車場に到着した。
前日の大雨にもかかわらず、登山道の状況は良好でスパッツをつけることもなく、順調に進むことができた。90分ほどで、笠取小屋に到着した。天候が良好なため、テント設営後、荷物をデポして、本日中に笠取山、水干を周遊してしまい、天候が悪化する明日は下山のみとするB計画の実施を決定した。
 笠取小屋からは整備された公園の遊歩道のような道を進み、やがて「小さな分水嶺」に到着した。荒川・多摩川・富士川のどちらに水が流れるかの分岐点になっている。そして、そこからテレビなどで何度なく見た憧れの笠取山の急斜面の姿が見えた。この急登をがんばって登ったところからは大菩薩嶺や雲取山などが眺望できた。さらに少し進んだところが、笠取山の本当の山頂であり、やや狭く、記念写真を撮るのに苦労した。ここは埼玉県とのことである。
 山頂から岩場もある急斜面を降りたところに「多摩川源流の最初の一滴」と言われる「水干」がある。これを見るために来たのだ。さらに、ここから斜面を50mほど下ったところが、多摩川の最初の流れで、水干から地中にしみ込んだ水が湧き水として地表に出て、多摩川の最初の流れとなっている。この水を飲んだ。「おいしい!」
 笠取小屋に戻り、荷物を整理すると、早速、宴会の開始だ。まずは、小屋で売られているビールで乾杯し、その後は持ち込んだ様々な酒類を飲んだが、今回はワインが5本くらいと多かったようだ。手作りのつまみのおいしさのため、持ち込んだほぼすべての酒類を飲み干してしまった。         (ぎりちゃん 記)

笠取山2日目
6月11日(日曜日)/7時40分笠取小屋…9時10分作場平駐車場
 夜半から振り始めた雨のなか、テントを撤収。ソロテント練習の自分は他のメンバーをずいぶん待たせてしまった。
 一休十文字を経て作場平駐車場へむけて雨の森を下る。モミジやカエデの葉先に雨粒がひかる。登山道は緩やかで、小さな流れに沿って咲き残った九輪草の株元には、シロバナヘビイチゴが雨にフルフル揺れている。この風景のなかを歩いている時間を心に刻む。
 駐車場からfuku車 かわじ車に乗り込み出発。山深い集落を通り麓の丹波山温泉へ到着。昨日水干で見た一滴が大きな流れとなり、そこに架かる吊り橋を渡って温泉へ。食堂や道の駅も充実していて、メンバーで和やかに過ごした。
 梅雨の時期にかかり、実行に不安定要素があったけれど、皆さまのご協力で、テントを担いで楽しい山行となりました。ありがとうございました。
(taka 記)


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2023年06月11日